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ばっ気槽内での汚泥菌の作用
排水中のゴミ(有機物)をばっ気槽中の汚泥菌が食べる(消化)ことにより水が浄化されます。
汚泥菌は自らの細胞壁の穴を通してゴミを細胞内に取り込むので、細胞壁の穴より大きなゴミは取り込むことができません。
そこで汚泥菌は酵素を出してゴミを小さく分解してから細胞内に取り込みます。
ゴミをたくさん食べた汚泥菌は細胞分裂により食べたゴミの重さの約半分量の子供の汚泥菌を増やします。この増加した汚泥菌は余剰汚泥として定期的に廃棄処分されています。
汚泥菌を用いた排水処理方法(活性汚泥法)では排水中のゴミを汚泥菌が浄化する時、汚泥菌自体が増殖して次のゴミとなってしまいます。
BIPITTA SYSTEMは排水中のゴミを汚泥菌が浄化しても汚泥菌は増殖しない夢の排水処理システムです。
POINT
ばっ気槽内には通常約30種類のさまざまな汚泥菌が生息していると言われています。それぞれの汚泥菌は酵素を出してゴミを分解しようとしています。ばっ気槽の内部はこれらの汚泥菌が出す酵素で満ち溢れています。汚泥菌は酵素の海の中で生きていると言っても過言ではありません。その汚泥菌自身の細胞壁がばっ気槽内の酵素で分解されてしまっては生命を維持できません。そこで汚泥菌の細胞壁はさまざまな酵素に対して大変丈夫な物質(ププチドクリカン)で構成されています。